つみたてNISAで投資信託を買いたいけど結局何を買えばいいの?
迷ってしまって決められない。そんな人は意外と多いと思います。
ここではそんな方におすすめの投資信託、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)略してオルカンを紹介していきます。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とは?
概要
このファンドは、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動する投資成果を目指したインデックスファンドです。
- 投資対象:先進国だけでなく、新興国を含む約50の国や地域
- 投資額全体の約60%が米国
- 投資額の多い銘柄:GAFAM&テスラ
- 管理費用:年0.1144%
今までの結果は?
ファンドが設定されてからの運用結果が上の図です。
設定来(約3年半)で+64.58%となっています。
大幅に下げた所がコロナショックです。
コロナショックの下落からもしっかりと回復していますね。
オルカンに投資する理由
勝つ国・勝つ企業を予測しなくていい?
私には分かりません。オルカンに投資すれば予測する必要すらありません。
何故なら時価総額が大きくなった国や企業への投資比率が自動的に高まる仕組みになっています。
今後の世界情勢でどこか別の国が急成長した場合も、しっかりと取り込める安心感は大きいですね。
反対に衰退した場合も割合を減らしたり、除外してくれます。
最近ではこんなニュースもありました。素早い対応でしたね。
MSCIとFTSE、「投資不可能」なロシアを主要指数から除外
出典:Bloomberg
正常に投資できる状態ではないと判断したためです。
この様に自動で最適な配分でリバランスをしてくれるので、どこの国に投資するのがいいか?と少しでも悩まれる方には最適な投資商品だと思います。
「r>g」
「r>g」という言葉をご存知でしょうか?
読み方は「アール大なりジー」。トマ・ピケティとその著書『21世紀の資本』で提唱された理論です。
- rとはリターン(return=資本収益率)株式や不動産といった資産から得られる率
- gとはグロース(growth=経済成長率)労働所得の伸び率
要約すると資本への投資によって得られる利益の成長率は、労働によって得られる賃金上昇率を常に上回るという事。
資産を持つ側になる事がとても重要ですね。
世界経済の成長が信じられるか?
2060年GDP予測
20年後日本経済は成長していると思いますか?
どこの国なら確実に成長していると思いますか?
下の図はOECDが発表した2060年までのGDPの予測図です。
中国とインドを合わせると2060年にはOECD加盟国全体を追い越すことが予測されます。また、急速な高齢化が進むユーロ圏や日本といった現在の経済大国は、若年層が人口を占める新興経済のインドネシアやブラジルのGDPに圧倒されることになります。また世界全体としては年率3%の経済成長が予測されています。
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世界経済はこれからも成長する事が予測されますね。
これだけを見ると中国やインドに投資すれば良いと考えがちですが、GDPの成長=その国の株式市場の成長ではないので注意が必要です。
終わりに(筆者の考え)
私にはどこの国に投資すれば良いのか、明確な判断はつきませんでした。
なので私自身つみたてNISAでは、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に投資しています。
同じ様にどこの国を買えばいいのか分からないが、世界経済の成長は信じられると言う方には、最もお勧めの商品です。
カウチポテトポートフォリオ(意味=ソファに寝転んだまま悩むことなく楽ちんな資産運用をする事)と言うのも良いですね。
しかし、皆さんは20年後30年後どこの国が一番かわかりますか?
この質問に理由込みで答えられる方は、それが正解だと思います。
米国と答えられる方が一番多いかと思いますが、そういった方は(S&P500やVTI連動の投資信託)に投資するのが最適解かと思います。
投資はどこまでいっても自己責任です。
大切なのは自分で考えて投資を行う事。
長期で積立を行い相場から退場しない事。
一緒に頑張っていきましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
私の記事が少しでも皆様の投資のお役に立てば幸いです。
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