先日配当金に興味を持った友人にそんな事を聞かれました。
TwitterやYouTubeを見ていて、この株を買った、この株がおすすめという発信を見る機会が多く興味を持ったが、実際に良し悪しを自分で判断してから購入したいとの事でした。
投資は自己責任なので、購入前に自身で確認するのはとても大事な事ですね。
そこで今回は私の日本の高配当株の調べ方(投資判断)について記事にしてみました。
配当金は真の不労所得。
不労所得を手に入れ日々の生活を良くしていきましょう。
日本高配当株の探し方
業績の確認をする
気になる銘柄を見つけたらすぐに購入せずに、まずは業績の確認をしてみましょう。
おすすめのサイトは株探(かぶたん)とIR BANKです。
まずは株探で見ていきます。(公式サイトはこちら)
株探での確認手順
1️⃣右上の銘柄検索ボタンを押し、銘柄名か銘柄コードを入れ検索する
今回は私が現在購入検討中の(9436)沖縄セルラー電話で確認していきましょう。
2️⃣銘柄が表示されたら現在の配当利回りを確認する

高配当株投資をする際に基準になる配当利回りは人によって違うので、配当利回りが基準に達しているかを確認します。
基準に達していない銘柄を購入した場合、株価下落時に投資判断に自信が持てず手放すリスクが増すので自身の基準に従う事が重要です。
私は増配も含め、5年以内に取得額に対し4%を超えると思えるかが購入基準です。

優待株や増配&成長期待の銘柄も数銘柄購入しているので、私のポートフォリオ内で購入基準外の銘柄も多少混在しています。
3️⃣決算ボタンを押し売上高、営業益を確認する

理想は安定的に伸びている事が望ましいです。
売上高は少し下がる予想だが営業利益は上がっているので、この時点での私の投資判断は◯
投資判断◯だった為、次の確認項目に進みます。
4️⃣右にスクロールして修正1株益(EPS)、配当推移を確認する

EPS(1株あたりの利益)は投資をする上でもっとも重要な指標です。
長期的にはEPSの伸び≒株価の上昇の図式が成り立ちます。
理想は安定的に伸びている事が望ましいです。
2021.03〜2022.03の成長の鈍化が少し気になりますが、表の様に右肩上がりの為、投資判断◯
毎年増配を続けているのが見てとれます。
今後増配により投資基準を満たす可能性があるので投資判断○
極論を言えば、EPSの上昇+増配(株主還元に積極的)の企業はそれだけで投資価値のある企業です。
増配も含め投資基準を満たす可能性がない場合は銘柄検索に戻り、次の銘柄を見ていきましょう。
投資基準を満たす場合、更に詳しく知りたい場合はIRバンクで調べていきます。
IRバンクで詳しく確認する
1️⃣左上の検索ボタンを押し、証券コードか社名を入力し検索する

2️⃣銘柄が表示されたら下にスクロールし決算まとめをクリックする

3️⃣株探で確認した項目を再度長期間で確認する




長期間で見る事でより詳しく情報を知る事が出来ます。
大きく下落している箇所があれば、その時期に何があったのかを調べていく必要がありますが沖縄セルラー電話は問題ありませんでした。
一株配当が2021.03までしか表示されていません。この場合2️⃣の決算まとめと同列にある配当推移を選択すると最新まで表示されます。下図参照。


4️⃣営業利益率を確認する

営業利益率は10%以上あれば合格の水準です。
沖縄セルラー電話に関しては安定して16〜20%前後あり投資判断○
業種により大きく異なります。低いから必ずしも駄目という訳ではないので気になる場合は、同業他社と比較して判断するのも一つの方法です。
5️⃣営業活動によるCFを確認する
営業キャッシュフローは本業による稼ぎを表します。
プラスになっていれば、本業でしっかりキャッシュを残しているということを表していて、安定的に伸びているのが望ましいです。

上げ下げしながら確実に伸びているので投資判断○
6️⃣自己資本比率を確認する

自己資本比率が40%を超える中小企業が10年以内に潰れる確率は5%以下になっています。
業種によっても違いますが、最低40%以上、出来れば60%以上あれば安心です。
金融や保険等の業種は性質上自己資本比率が低くなるので、自己資本比率が低いから悪いというわけではありません。
自己資本比率が年々下がっている場合には原因がどこにあるのか注意が必要です。
7️⃣配当性向を確認する
配当性向は利益の何%を配当金という形で株主に還元するかの割合です。

この数値が高くなりすぎると安定的な配当の継続が難しくなります。
50%以下が望ましいですが、将来性も加味し総合的に判断しましょう。
沖縄セルラー電話の場合30%から40%の割合で還元しているので投資判断◯
総合的に判断する(私の投資判断)
今まで見てきたデータを総合的に判断して実際に投資判断をしていきましょう。
個別の指標は全て合格基準で、優良企業だと言う事は確認できました。
しかし私の投資基準は5年以内にに4%以上の配当金を貰えるかどうかです。
2022年配当予想164円で記事作成時株価が4900円。
現在株価で購入した場合4900×4%とすると196円の配当金が必要です。
沖縄セルラー電話は直近5年間で47円も配当金が増えています。
5年間の増配率で見ると問題なくクリア出来そうな気もしますが、2021-2022では2円しか増えていません。
今後2円ずつ増配すると4%を超えるのに17年かかる計算になります。
私は5年増配率と直近の増配の悪い方を見て投資判断をしています。
2円ずつ増配した場合5年後配当金174円。
174円で4%の配当金をもらう為の株価4350円。
優良企業なので現在株価で購入もありだと思います。
しかし私は入金力が高くないので気長に4350円まで待ちたいと思います。
高配当株投資で重要な事
銘柄の分散
高配当ポートフォリオを作る上で銘柄を分散させる事はとても重要です。
少ない銘柄の場合一つの銘柄が下落するとダメージが大きいですが、分散させる事によりリスクを低減する事が出来ます。
最低でも20銘柄以上、出来れば40銘柄以上は分散させた方が安定したポートフォリオになると考えています。
セクターの分散
セクターの分散も重要です。
同じセクターの企業は株価も似たような動きをする事が多いです。
銘柄分散同様にセクター分散を行う事で下落時にリスクを低減させる事が出来ます。
少額から始める
また最初は少額から始める事が重要です。
失敗しても損失が少なく、実際に購入をしてみないと自身のリスク許容度をはかるのが難しい為です。
少額からコツコツと配当金を積み上げていきたいですね。
終わりに
私はさらっと確認するにはスムーズなので株探を使っていますが、最初からIRバンクで確認するのもありだと思います。
また銘柄分析や投資判断も人によって重視するポイントは変わってきます。
私が見ている基準ではなく、PERやPBR、ROEやROAを重視している人もいるでしょう。
これが絶対に正解という訳ではありませんが、一つの方法として参考になれば幸いです。
私はまだまだ入金力が低いので4350円まで待つという判断をしましたが、落ちてくる事なく優良銘柄を逃す可能性も大いにあると思います。
入金余力が大きければ、現在株価で購入しているかもしれません。
投資は自己責任です。
私も以前おすすめされていた銘柄を鵜呑みにして購入していた事もあります。
今考えると優良銘柄ではありますがタイミングが悪く、旨味が少ない状態での購入で含み損になっています。
インフルエンサーの発信を鵜呑みにせずに投資判断はご自身の状況に合わせて行っていきたいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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