こんにちは株ZOです。
皆さんはVIGというETFをご存知でしょうか?
今回は私が唯一積み立てている、米国ETFのVIGについて解説していきます。
株ZO的最強ETFのVIG!キーワードは増配です!!
それではスタート!!
VIGとはどんなETF
概要
- VIGは10年以上の連続増配を続ける米国株に、まとめて投資するETFです。
- 増配とそれに伴う株価の上昇を狙うETFであり、高配当ETFではないので注意
連動対象 | S&P U.S. ディビデンド・グロワーズ・インデックス |
---|---|
設定日 | 2006年4月21日 |
分類 | 海外ETF |
経費率 | 0.06% |
分配金回数/年 | 4回 |
株価(2022/3/28) | 162.98$ |
直近分配金利回り | 1.74% |
上位組み入れ銘柄
順位 | 銘柄名 | 組入比率 |
1 | マイクロソフト | 4.70% |
2 | ユナイテッドヘルス・グループ | 3.90% |
3 | ジョンソン&ジョンソン | 3.70% |
4 | プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) | 3.30% |
5 | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 3.20% |
6 | VISA | 3.00% |
7 | ホーム・デポ | 2.90% |
8 | コカ・コーラ | 2.10% |
9 | ブロードコム | 2.10% |
10 | コストコ | 2.00% |
(引用:バンガード社HP)(2022年2月28日現在)
上位には日本でも馴染みのある企業がずらりと並んでいます。
上位10社で約3割を占め、上位銘柄を含め全部で267社に分散されています。
セクター比率
No. | セクター | 構成比率 |
1 | 情報技術 | 19.60% |
2 | 資本財 | 15.30% |
3 | ヘルスケア | 14.80% |
4 | 金融 | 14.70% |
5 | 生活必需品 | 14.30% |
6 | 一般消費財 | 10.70% |
7 | 素材 | 5.00% |
8 | 公益事業 | 3.70% |
9 | 通信サービス | 2.40% |
(引用:バンガード社HP)(2022年2月28日現在)
上記表はセクター比率です。
高配当ではなくあくまで増配ということで、エネルギーセクターや、リートを含んでいないのが特徴的ですね。
VIGは「増配株」に投資する銘柄です。
現在の「高配当株」に投資する銘柄ではないので注意しましょう。
VIGに投資する理由
コンセプトがシンプル
企業は稼いだ利益の一部を配当金という形で株主に還元しています。
一般的に利益が伸びると株価が上がる。利益が上がると配当金が増える。シンプルですね。
VIG=10年以上の増配株を集めたETF
10年以上安定した成長をしている企業に投資する事で、株価の上昇と増配をダブルで得る事が出来るのは嬉しいですね
上のグラフはVIGの株価推移です。
見事な右肩上がりで成長を続けていますね。
配当金の増配
VIGの配当金推移
年 | 年間配当金(増配率) |
---|---|
2016年 | 1.826$ |
2017年 | 1.919$(5.09%) |
2018年 | 2.038$ (6.02%) |
2019年 | 2.134$ (4.71%) |
2020年 | 2.2965$(7.61%) |
2021年 | 2.6601$(15.83%) |
2022年/3月 | 0.6939$ |

増配株を集めたETFだけあって、きれいな右肩上がりのグラフです。
2022年はまだ途中ですが、2021年3月配当金の0.5131$に対し0.6939$と約35%の増配になっています。
将来の高配当に期待が出来る
VIGの増配率から将来の配当利回りを計算してみたいと思います。
先程の表から計算した、5年平均増配率が約7.85%になります。
直近株価約163ドル、2021年配当金約2.66ドルを基準に計算していきます。
- 1年後→→約2.86$→→約1.75%
- 5年後→→約3.88$→→約2.38%
- 10年後→→約5.66$→→約3.47%
- 15年後→→約8.26$→→約5.06%
- 20年後→→約12.05$→→約7.39%
5年増配率から計算した配当利回りが上記になります。
机上の空論なので確実にこうなるというものではないですが、15年、20年長期保有する事で取得金額に対して高配当になる事は、十分考えられると思います。
下落に強い
暴落と聞くとコロナショックが記憶に新しいですが、リーマンショック・コロナショックの両局面で、市場平均より下落率が小さかったことが、VIGの特長です。
上のグラフはS&P500との比較になります。
2009年リーマンショック、2020年コロナショック共に相対的に下落率が小さくなっています。
下落率が小さい方がメンタルに優しく、狼狽売りしずらくなる事は、長期で保有する上で大きなメリットになると思います。
終わりに
アップルがVIGに組み込まれるのではないか?との予想も出ています。
アップルは現在10年近く連続増配となっているので、可能性としては十分考えられると思います。
アップルに限らず自動で優良銘柄が組み込まれるのは嬉しいですね。(10年連続増配していても組み込まれない銘柄もある為、あくまでも現状は『予想』の段階ですが…)
私はサイドFIREを目指して投資を行なっています。
その中で株価の上昇と、将来の高配当をダブルで狙えるというのはとても魅力的です。
また長期投資を継続する上で、自分自身が理解出来る商品に投資をする事が、とても大事だと考えています。
増配の継続≒企業の成長が継続≒株価が上昇するというシンプルな構造は理解しやすく、増配が下落時の心の支えになります。
私はまだ資産拡大期にある事、またサイドFIREを目指している為、将来のキャッシュフローも重視しているので、VIGが最強という判断で積み立てを行なっています。
しかし状況は個人により異なります。
資産拡大を重視する人、キャッシュフローを重視する人、投資方針により最良の商品は変わってくるはずです。
この記事が投資商品の購入判断の一助になればと思い記事を作成していますが、投資は自己責任です。
投資の最終判断はご自身でお願いします。自分に合う商品を見つけて投資していきたいですね。


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