投資

【スパークプラグ世界トップシェア】日本特殊陶業(5334)名柄分析

今回の銘柄分析は4月28日に決算発表された銘柄、日本特殊陶業(4063)

自動車やバイク好きの方にはNGKプラグでお馴染みの企業です。

また近年は半導体パッケージなどのセラミック製品も売上を伸ばしています。

それではさっそく見ていきましょう。

2022年7月29日発表の最新決算は目次からとべます。

基本情報(2022/4/28終値)

PER,PBR共に割安水準になっています。

また配当利回り5%を超えかなりの高配当です。

名柄名/名柄コード 日本特殊陶業 / 5334
株価 1999円
一株配当/配当利回り 102円 / 5.10%
PER/PBR 6.78(連結)/ 0.85(連結)
市場情報 東証プライム
業種 ガラス・土石製品
時価総額(百万円) 408,146(百万円)

企業としての魅力

スパークプラグ世界トップシェア

自動車用スパークプラグで世界トップシェアを誇ります。

また排ガスセンサも世界トップクラスのシェアを誇っています。

スパークプラグとは:ガソリンを着火させるライターの様な部品。ガソリンエンジンには必ず使われています。

排ガスセンサとは:排ガスの酸素濃度を測る部品。近年の排ガス規制により、現在はほぼ全てのガソリン車に使われています。

(引用:日本特殊陶業公式HP)

全世界でバランス良くビジネスを展開

海外売上高比率が86%(2021年3月)と、非常に高くなっています。

またアジア、欧州、北米とバランスの良い構成です。

業績の推移

株価

こちらは10年チャートです。

2015年をピークに株価は下落基調ですが、近年は横ばいで推移しています。

引用:(Yahoo!ファイナンス)

こちらは1年チャートです。

最安値1559円。最高値2246円。

上下を繰り返しながら、下値を切り上げている印象です。

引用:(Yahoo!ファイナンス)

売上高・営業利益

売上高は長期的には順調に成長。

営業利益は2009年に赤字転落していますが、それ以降は黒字転換し順調に推移。

2022年3月期は売上高、営業利益共に過去最高となっています。

また2023年3月期予想も過去最高と、強気な予想になっています。

引用:(IR BANK)

営業利益率

営業利益率は近年約11%〜約16%高い利益率を誇ります。

2022年3月期は16.83%と高い水準になっています。

原材料価格の高騰を価格に転嫁出来る企業は強いですね。

                    引用:(IR BANK)

EPS

EPSは安定しているとは言い難いですが、2022年3月期は過去最高となっています。

また2023年3月期予想も過去最高と、強気な予想になっています。

                      引用:(IR BANK)

ROE・ROA

ROE・ROAは合格水準を保ちながら、2022年は大幅に成長しています。

また2023年3月期予想も過去最高と、強気な予想になっています。

引用:(IR BANK)

業種や資産状況によっても変わってきますが、一般的にROEは10%以上、ROAは5%以上あれば優秀とされています。

財務状況の推移

自己資本比率

常に60%前後と合格水準を保っています。

                      引用:(IR BANK)

利益剰余金

利益剰余金は2010年以降、順調に積み上がっています。

引用:(IR BANK)

財務は合格水準です。

CF(キャッシュフロー)の推移

営業活動によるCF

安定しているとは言い難いですが、リーマンショック時にもプラスを維持。

またコロナショック時にも、大きく下げる事はありませんでした。

(引用:IRバンク)

営業活動によるCFは本業による稼ぎを表します。
プラスになっていれば、本業でしっかりキャッシュを残しているということを表していて、安定的に伸びているのが望ましいです。

現金等

増減はありますが、順調に積み上げています。

                    引用:(IR BANK)

配当推移

株主還元方針は安定的な配当の継続と、収益に応じた利益の還元となっています。

2021年4月から始まる事業年度以降、配当は完全業績連動へ変更。

連結での年間配当性向40%を還元。

一株配当

減配しない銘柄ではないですが、2022年3月期は大幅増配により過去最高の102円

また2023年3月期も過去最高の138円予想となっています。

現在株価での配当利回りは6.9%

かなりの高配当となっていますが完全業績連動の配当方針なので、購入には長期的な目線が必要になります。

                    引用:(IR BANK)

配当性向

年間配当性向40%が、株主還元方針になっています。

                    引用:(IR BANK)

中期経営計画から見る投資判断

(引用:日本特殊陶業HP)

主力製品のスパークプラグや排ガスセンサは、EV車には使われない部品です。

アフターサービスもあるので、すぐにと言う訳ではありませんが、10年後〜15年後には売上の大きな減少が予想されます。

近年は半導体パッケージの売上が伸びてきていますが、新たな新規事業は大きな利益を上げるには至っていません。

  • 今後EVへの本格的な移行が、どれ位で行われるか?
  • 半導体やその他新規事業は、中期経営計画通りに伸びていくのか?

そこの考え方次第で、投資判断が変わってくる銘柄だと思います。

中期経営計画通りに進むのであれば、現在はとても割安。

EV普及に伴う主力製品の大幅な売上減少が、他製品の成長前にきたら割高といった所でしょうか?

私はアフターサービス需要も含め、主力製品の急激な売上減少はないと睨み保有しています。

どちらにしろ決算から目が離せない銘柄ではありますね。

2022年7月29日発表の最新決算

23年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比88.4%増の237億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の334億円に対する進捗率は71.0%に達し、3年平均の42.4%も上回った。

直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の14.6%→20.1%に大幅上昇した。

決算問題なし。第2四半期以降も好調なら増配にも期待。

(引用:2023年3月期 第1四半期決算短信)

まとめ

  • 安定性には欠けるが長期的には成長を続け、2023年は過去最高の予想。
  • 今後のEVへの移行スピードにより、投資判断が変わってくる。
  • 半導体パッケージや、新規事業の更なる成長に期待。

2022年4月28日引け後決算発表で、138円への大幅増配を発表した為、5月2日以降大きく株価が動く事が予想されます。

2023年3月期予想は、為替レート1ドル=125円、1ユーロ=135円での値なので、為替が大きく動けば結果は良い方向にも、悪い方向にも振れる可能性があります。

上がった所で大きく買うのは避けたいですが、これからも決算を確認しながら少しづつ購入していこうと思います。

終わりに

投資は自己責任。

購入判断の参考になれば幸いですが、ご自身のリスク許容度内での投資を心がけましょう。

日本株の投資には、1株単位で買える証券会社がおすすめです。

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最後までお読み頂きありがとうございました。

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30代会社員投資家。20代の頃は会社員をしながらパチスロで1000万以上の利益を手にしたが全て使い切る。30代このままじゃまずいと思い立ち資産形成を始めサイドFIREを目指す。趣味は旅行やキャンプ等のアウトドア。