つみたてNISAを始めたが日本株にも投資をしてみたい。
日本株を購入したいけど単元株(100株)だと数銘柄しか購入が出来ない。
そんな方には少額から購入が出来る単元未満株がおすすめです。
今回は単元未満株におすすめの証券会社ライン証券とSBIネオモバイル証券(ネオモバ)を徹底比較していきます。
どちらが良いかは投資金額や重視するポイントにより変わってきますが、この記事を読み終わる頃には自分に最適な証券会社が明確になるでしょう。
基本情報の比較

取扱銘柄数はネオモバ、約定タイミングはリアルタイムで約定のLINE証券に軍配。
売買手数料はライン証券が1取引ごとにかかるのに対し、ネオモバは月額制なのでひと月の購入金額により優劣が変わってきます。
基本情報を把握した所で次に証券会社ごとのメリット、デメリットを詳しく見ていきましょう。
LINE証券のメリット
メリット① キャンペーンやタイムセール、イベントが豊富
LINE証券では、初株キャンペーンや株のタイムセールというイベントを定期的に行っています。
初株キャンペーン
LINE証券で口座を開設すると最大3000円相当の株の購入代金がもらえる「初株キャンペーン」を実施しています。(2022年6月15日8時59分までにクイズに正解でもらえます)
無料で株を手に入れられる非常にお得なキャンペーンです。
投資資金を抑えられるのは非常に大きなメリットになるでしょう。
更に口座開設の翌月までに1万円以上の株取引で、最大1000円の現金を貰う事が出来ます。
株のタイムセール

他の証券会社にはない独自サービスで、株のタイムセールを不定期で行っています。
最大の7%オフで購入出来れば、欲しい高配当株なら安く購入出来る事で配当利回りが上がる。
保有を考えている株でなければ翌日に売却する事で、売却益を狙えるというメリットがあります。
(購入出来る株には上限があります。)
取引手数料無料の日がある
LINE証券では定期的に株(対象銘柄)の取引手数料無料のキャンペーンを行っています。
欲しい株が対象銘柄の時には手数料無料で購入のチャンスとなります。
メリット② リアルタイムで約定する
私の考える最大のメリットがリアルタイムで約定する事です。
単元株(100株)であればリアルタイムで約定するのは一般的ですが、単元未満株(いち株)を購入できる証券会社で、注文後リアルタイムで約定する会社は多くありません。
現在価格で購入出来るというのは、注文後の価格変動により高値で購入するリスクを抑えられるのは嬉しいポイントです。
LINE証券のデメリット
デメリット① 購入手数料が分かりづらい

LINE証券ではスプレッド(手数料)が売買のたびにかかります。
LINE証券は独自に企業をグループA〜グループDに分けており、グループによって手数料が異なります(上図)。
有名企業はグループAに入っていることが多いですが、初回の購入時は企業がどのグループに入っているか確認する必要があります。
またLINE証券は他社よりも取引時間が長くなっています。
メリットでもありますが取引時間によって手数料が変わるので注意が必要です。
10000円の株を購入時の手数料
(グループA)10000×0.2=20円
(グループB)10000×0.3=30円
(グループC)10000×0.4=40円
(グループD)10000×0.5=50円
(グループA時間外)10000×1.0=100円
グループや時間による手数料の違いに最初は戸惑うかもしれません。
しかし慣れてしまえば大きな問題では無さそうですね。
※記事作成後、ルールが改定されました。詳細は下記に記載。※

購入手数料の分かりづらさは無くなりましたが、グループA、Bの銘柄に関しては実質手数料アップになります。
デメリット② 取引銘柄数が少ない
東証に上場している企業というのは約3,800銘柄ありますが、LINE証券で取引が可能なのはその中の約1,500銘柄です。
ただこの1,500銘柄の中に人気な企業はだいたい含まれているので、小型株を買いたい場合以外はそこまでのデメリットにはならないでしょう。
SBIネオモバイル証券のメリット
メリット① 手数料が安い&分かりやすい

ネオモバの手数料は月額制となっています。
50万円までの取引時、月額実質20円『月額220円(投資に使える200ptのTポイント還元)』で取引することが出来ます。
手数料が安く、銘柄や時間を気にせず取引できるのが1番のメリットです。
メリット② 取扱銘柄数が多い
東証に上場している企業というのは約3,800銘柄ありますが、ネオモバでは約3500銘柄の取引が可能となっています。
今後小型株の購入も検討している方には大きなメリットになります。
ネオモバのデメリット
デメリット① 約定タイミングが決まっている
ネオモバでは注文時間によって約定のタイミングが決まっています。
発注時に購入金額が明確になっていないという点はデメリットになります。
また約定タイミングに注文時よりも金額が上がっている場合でも、キャンセルは出来ません。
反対に注文時よりも値段が下がっている場合には、思いがけず安く購入出来る事もありデメリットばかりではありません。
【注文時間 / 約定タイミング(時間)】
- 0:00〜7:00 / 当日前場始値(9:00頃)
- 7:00〜10:30 / 当日後場始値(12:30頃)
- 10:30〜13:30 / 当日後場終値(15:00頃)
- 13:30〜24:00 / 翌営業日前場始値(翌営業日9:00頃)
デメリット② 取引しない月でも手数料がかかる
ネオモバは月額制の為、取引しない月でも手数料が発生します。
年間の購入金額が少ない場合には割高な手数料になってしまいます。
LINE証券と比較すると、年間の取引金額が68,568円以下(月5,714円以下)の場合には手数料が高くなります。
反対に月5,715円以上、50万円以下の取引の場合はお得な手数料となります。
【結論!】どっちがおすすめの証券会社?
LINE証券がおすすめの人
- 月の売買が5,714円以下の人(年間68,568円以下)
- 購入時に約定単価を把握したい人
- キャンペーンを使いお得に株を購入したい人
- 手数料は割高でもお昼や夕方にも取引したい人
- LINEポイントを投資に使いたい人

ネオモバがおすすめの人
- 毎月の売買が5,715円以上の人(年間68,580円以上)
- 手数料を気にせずに購入したい人
- Tポイントを投資に使いたい人
- 中小型株に投資したい人
上記銘柄のいち株投資を検討中の方はネオモバがおすすめです。
終わりに
私はどちらの口座も開設していますが、年間の投資額が68,580円以上なので主にネオモバを使っています。
リアルタイムで取引したい事もありますが、年間の手数料を優先しています。
欲しい株の銘柄や、個人の環境によりどちらが良いかは変わってくるので、自分にあった証券会社を開設してみてはいかがでしょうか?
悩んでいる方は実際に使ってみないと使い勝手は分からないので、まず片方だけ開設し取引してみるのも一つの方法です。
合わなければもう一方の口座を試してみましょう。
少額投資でもコツコツと継続すれば資産も配当金も積み上がっていきます。
まずは始めること。そしてゆっくりでも良いので自分のペースで投資を継続していきたいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。



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