数ある焚き火台の中でも長きにわたり多くのキャンパーに愛される焚き火台といえば、スノーピークの焚き火台ではないでしょうか。
毎年たくさんの新商品が発売される中、1996年の発売から25年以上もの間、販売台数を伸ばし続けています。
私もLサイズを愛用していますが、間違いなく買ってよかったキャンプギアの一つです。
長きにわたり愛されるのには理由があるということで、今回はスノーピーク焚き火台のメリット、デメリットをおすすめのLサイズを中心に徹底レビューしていきます。
3〜4人用となっていますが、ソロキャンパーも含めオートキャンプがメインの全ての方におすすめの焚き火台です。
スノーピーク焚き火台の基本情報
まだ直火での焚き火が主流の時代に発売された焚き火台の元祖で、スノーピークを象徴するロングセラー商品。
「自然にダメージを与えずに焚火を楽しみたい」という思いから作られた歴史を知ると、商品へのリスペクトが生まれます。
一般的なサイズはS、M、Lの3種類。
(引用:スノーピーク)
大人数用のLLサイズと合わせると、全部で4種類のサイズがあります。
その中でもオートキャンプがメインの全てのキャンパーにおすすめしたいのが、Lサイズの焚き火台です。
私はソロキャンプでも使用していますが決して大きすぎるということはなく、3人4人と人数が増えても満足いく焚き火ができるサイズ感。
商品名 | 焚き火台L |
品番 | ST-032RS |
サイズ | 455×455×315(h)mm |
重量 | 5.5 kg |
収納サイズ | 560×640×32mm |
セット内容 | 本体、収納ケース |
材質 | 本体/ステンレス、ケース/ナイロン |
本体価格(定価) | 21,120円(税込) |
スターターセット価格(定価) | 33,990円(税込) |
単品での購入もできますが、ほとんど全ての方にはお得に購入できるスターターセットがおすすめです。
スターターセットは写真のように、全て段ボールに入った状態で販売されています。
開封して中を見てみると全ての商品が仕切りで区切られた上、一つ一つビニールや段ボールでしっかり梱包されています。
雑に梱包されているキャンプギアも良く見かけますが、開封するだけでしっかりとした商品だというのが伝わります。
スノーピーク焚き火台の使い方
スノーピーク焚き火台の使い方は驚くほど簡単です。
ここでは、お得に購入できるスターターセットの使い方を解説します。
内容物は焚き火台本体、焚き火台ベースプレート、炭床Pro、コンプリート収納ケースの4点。
焚き火台ベースプレートの設置
まずは焚き火台の熱から地面を保護する必須のオプション、ベースプレートを設置します。
焚き火シートと併用すれば、さらに地面を守ることができます。
焚き火台本体の設置
次にベースプレートの穴部分に足を合わせて、焚き火台を設置します。
これだけで焚き火台の設置は終わりです。
設置といっても置くだけで本当に簡単なので、1分もかかりません。
焚き火台によっては組み立てが面倒な商品もありますが、スノーピークの焚き火台はすぐに焚き火を楽しむことができますよ。
コンプリート収納ケース
焚火台本体やベースプレート、炭床などのオプションも一緒に収納できて、車載時や持ち運びに便利な6号帆布の丈夫な収納ケース。
専用設計なので全て収納した状態でも、写真のようにしっかりと収まります。
焚き火台単体での購入でもナイロン製の収納ケースが付属しますが、作りが薄くすぐに駄目になってしまうので必須のオプションです。
炭床Pro
炭床Proは炭火調理のときに燃焼部分の底上げをし、無駄な木炭の使用を抑えて均等に熱源を維持するためのもの。
スノーピークのロゴ部分は着火剤が入れやすいように窪みになっています。
焚き火をするだけであれば無い方がやりやすいので、設置の必要はありません。
購入はスターターセットがお得
炭床Proは人によっては必要かどうか悩むかもしれません。
焚き火台と必須のオプションを単品で購入すると32,736円(税込)。
炭床Pro単体の定価は6,600円(税込)。
今は使うつもりがなくても今後使う可能性が少しでもある方は、実質1,254円で購入できるのでセットでの購入をおすすめします。
スノーピーク焚き火台Lのメリット
一生使い続けることができる焚き火台
スノーピークの焚き火台は『一生使い続けることができる過剰なまでに頑強なスペック』を求めて作られた焚き火台。
1.5mm幅の分厚いステンレス製の焚き火台は、壊そうとしても壊せないんじゃないかと思うほどの強度で、焚き火や炭火の高温にも耐えられる造りをしています。
ステンレスは強度が高いだけではなく錆びづらいという特徴もあり、品質の高さは圧倒的です。
さらにスノーピークの焚き火台(スノーピークの全製品)には永久保証が付いています。
(引用:スノーピーク)
頑丈なスペックと永久保証。
一生使い続けることができるというのも決して大袈裟ではなく、実際に10年以上使っているユーザーもたくさんいる焚き火台です。
設営・撤収が簡単
(引用:スノーピーク)
スノーピークの焚き火台は設営・撤収がとても簡単。
設営は焚き火台を開いて置くだけ。
撤収は灰を捨てて閉じるだけの手軽さ。
カッコいいと思って購入しても、設営や撤収が面倒で使わなくなってしまうキャンプ用品って意外と多いもの。
頑丈なスペックだけでなく簡単に使えるというのは、一生使い続けることができる焚き火台としてとても大事なことです。
機能美が美しいデザイン
焚き火台の上部に開けられた穴は、空気を取り入れて燃焼を促すためのもの。
逆四角錐のシンプルな形状で、燃焼効率の高さと折り畳むことによる持ち運びやすさを両立。
焚き火を楽しむことだけに特化した機能美を感じる無駄のないデザインは。長く使っても飽きがこないだけでなく、使えば使うほど愛着が湧いてきます。
高い燃焼効率と火床の広さ
(引用:スノーピーク)
スノーピークの焚き火台Lは、燃焼効率の高さと火床の広さが魅力。
市販の薪がそのまま投入できるのはもちろん、一度火を起こしてしまえば少しくらい湿った薪でもそのまま燃やすことが可能。
焚き火台によっては火吹き棒を多用することもありますが、スノーピークの焚き火台は薪を組み替えるだけでも、ほとんど燃やしきることができますよ。
オプションが豊富で拡張性が高い
スノーピークの焚き火台はオプションも豊富で、拡張性が高い焚き火台です。
オプションなしでも素晴らしい焚き火台ですが、豊富なオプションがあることで一人一人に合わせた使い方ができますよ。
グリルブリッジと焼き網Proでバーベキュー仕様に。
(引用:スノーピーク)
焼き網をグリルプレート黒皮鉄板に変えて、焼きそばや鉄板焼き仕様に。
(引用:スノーピーク)
焼き網と鉄板を半分づつなんていう使い方もできます。
(引用:スノーピーク)
カスタムできるオプションがたくさんあるので、キャンプスタイルや人数の変化があってもいつでも自分にあった使い方ができますよ。
スノーピーク焚き火台Lのデメリット
最大のデメリットは重さ
スノーピーク焚き火台の最大のデメリットは重さです。
一生使い続けることができる過剰なまでに頑強なスペックを求めた結果とはいえ、長い距離の持ち運びには不向き。
Lサイズだと約5.5kgもあるので、徒歩キャンプや軽量コンパクトなスタイルの方にはおすすめしません。
オートキャンプがメインの方や、アウトドアワゴンで荷物を運ぶ方には、重さのデメリットよりも頑丈さのメリットの方が大きいでしょう。
軽量コンパクトな焚き火台が欲しい方には、Tokyo Camp焚き火台やファイアグリルsoloがおすすめです。
私はオートキャンプにはスノーピークの焚き火台L、バックパックでのキャンプではTokyo Camp焚き火台やファイアグリルsoloなど使い分けをしています。
他製品に比べて価格が高い
スノーピーク焚き火台Lは単体でも21,120円(税込)、スターターセットで33,990円(税込)と、他製品に比べて価格は高め。
ユニフレームのファイアグリルが7,700円(税込)や、コールマンのファイアーディスクが8,690円(税込)と比べると2倍以上の金額です。
それでもコスパが悪いとは決して思いません。
安い焚き火台を何度も買い替えながら使うよりも、値段が高くても良いものを長く使う方が使用時の満足度、コスパは高いです。
実際に焚き火台を何度か買い替えて、最初からスノーピークにしておけば良かったなんて声も聞きます。
迷う理由が価格であれば、買って後悔することはないでしょう。
実際に私も価格が理由で購入を迷いましたが、今ではもっと早く買えば良かったと思うほど満足度は高いです。
スノーピーク焚き火台 まとめ!
今回はスノーピークの焚き火台を紹介させていただきました。
一人で焚き火を眺める時間や、焚き火の前で家族や友人と語り合う時間は、キャンプの中でも最高の時間の一つです。
そんな時間に最適な焚き火台は、スノーピークの焚き火台だと思います。
最高の焚き火時間を過ごしたい方は、ぜひ使ってみてください。
Lサイズがおすすめの理由はこちらの記事で詳しく解説しています。
スノーピークの火ばさみも使いやすいですよ。
スノーピークの焚き火台や火ばさみは、時期によりお得なふるさと納税でも購入できます。
その他のスノーピーク製品のレビュー記事も書いています。
こちらもよろしければご覧ください。
軽量コンパクトな焚き火台はTokyo Camp焚き火台やファイアグリルsoloがおすすめです。
暑い夏のオートキャンプには扇風機があると快適に過ごせますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。