夏キャンプに保冷力の高いクーラーボックスが欲しいけど、軽さ、持ち運びやすさも両立したい。
そんな人におすすめなのが保冷力の高いソフトクーラー。
その中でも最強の保冷力と謳われているのが『AOクーラー』です。
今回は実際に約3年間使用して感じたメリット・デメリットを徹底レビューしていきます。
結論から言うと保冷力が高く持ち運びやすい、おすすめのソフトクーラーです。
AOクーラーとは?
1990年に『American Outdoors Coolers』という名称にて、アメリカで業務用クーラーの販売からスタートしたブランド。
圧倒的な保冷力で支持を集め『AO Coolers』とブランド名を変更し、一般向けにソフトクーラーの販売を開始します。
その性能の高さがアウトドアユーザーに受け入れられ、今では世界規模のクーラーメーカーへと成長。
高い保冷力とデザイン性の高さから、日本でもキャンパーを中心に愛用者が続出している注目のブランドです。
AOクーラーを3年使用して感じたメリット
驚異の保冷力
AOクーラーを実際に使って驚いたのが、ハードクーラーに負けないほどの高い保冷力。
それを実現するのが5層構造と、1.9㎝もの厚みがある断熱材です。
断熱材が厚いといっても所詮はソフトクーラーなので、保冷力はそれなりだろう。
実際に使用するまでは私もそう思っていましたが、当時使っていたハードクーラーを超える保冷力に驚いたのを今でも覚えています。
保冷力が高いので、夏のキャンプでも安心して使うことができますよ。
圧倒的な軽さと持ち運びやすさ
私が購入したAOクーラー48パック(容量45L)の重量は2,085gです。
同サイズの保冷力の高いハードクーラーは、7kgを超えるものが大半なので圧倒的な軽さです。
クーラーボックスは食材や飲み物を入れると、それだけでかなりの重さになります。
持ち運ぶうえで本体が5kg以上軽いのは大きなメリット。
AOクーラーを選んだ理由は、軽くて持ち運びやすいクーラーボックスが欲しいという理由からでした。
キャンプサイトから駐車場が少し離れたキャンプ場に行った時には、AOクーラーの軽さを実感しています。
手下げも肩掛けも!片手で持ち運べる
大容量のクーラーボックスは左右から両手持ちの製品が多い中、片手で持ち運べるのは嬉しいポイント。
食材が多いときや他のキャンプギアと同時に運びたい時などは、付属のベルトを装着することで肩掛けも可能。
AOクーラーは用途に合わせて手下げでも肩掛けでも持ち運ぶことができるので、他のキャンプギアと同時に運びたいときにも使いやすいです。
お手入れが簡単
インナー素材には汚れやニオイが付きにくい、高品質TPUライナーを採用。
縫い目のないシーリング加工が施されているため、汚れた時にはさっと拭き取ることができてお手入れも簡単です。
クーラーボックス内を汚してしまった時には、水洗いも可能。
インナーを引っ張り出して干すこともできるので、いつまでも清潔に使うことができます。
結露しないので安心して持ち運べる
AOクーラーの縫い目のないインナーと5層構造は保冷力以外にも、結露しないという大きなメリットがあります。
最初は結露が不安で置き場所に気を使っていましたが、約3年間使用して結露したことは1回もありません。
夏場でも結露を気にすることなく快適に使用できるのもAOクーラーの魅力です。
形状を変えられる
通常は左右のバックルを閉めて、立方体の形で使用します。
買い込み過ぎてしまったときなどは、バックルを外しトートバッグ型にすることで容量を拡張することができます。
ハードクーラーと違い形状を変えられるので、少し強引にでも詰め込めるのは嬉しいポイント。
外装の耐久性が高い
AOクーラーのアウターには、耐久性に優れた厚いキャンバス生地が使われています。
1番負荷のかかる底面も、3年間使用して目立った外傷はありません。
ソフトクーラーながらキャンプでも気を使うことなく、ハードに使用することができます。
AOクーラーを3年使用して感じたデメリット
外装は水を弾かない
AOクーラーの外側表面は厚いキャンバス生地になっていて耐久性は高いですが、撥水や防水にはなっていません。
濡れてしまうと水が染み込んでビチャビチャになってしまいます。
乾けば何の問題もないですが、濡れたクーラーボックスを持ち帰るのは大変なので突然の雨には注意が必要です。
AOクーラーの種類
AOクーラーには多彩な商品ラインナップがあります。
- キャンバスシリーズ
- バリスティックシリーズ
- カーボンシリーズ
- トランククーラーシリーズ
- ワックスドコットン
- バックパック
- バック アンド ゴー
ここでは、各商品の特徴とサイズ展開(正規品)をご紹介。
キャンバスシリーズ
AOクーラーで人気の定番シリーズ。
今まで紹介してきたメリット、デメリットはキャンバスシリーズのものです。
AOクーラーの中でサイズ展開とカラーバリエーションが最も多く、使用人数やキャンプサイトに合わせやすいのが特徴。
他シリーズに比べて価格もお手頃です。
サイズ展開 | 6・12・24・36・48パック |
カラー展開はサイズによって違いますが、12・24パックはカラーバリエーションが特に豊富です。
モッシーオーク柄
キャンプサイトに自然に溶け込む、モッシーオーク柄。
バリスティックシリーズ
2021年8月に発売された、防水性能を兼ね備えたAOクーラー。
1,680デニールのバリスティック素材を使用し、キャンバスシリーズよりも耐久性が向上。
PVC加工によりマリンスポーツにも使用できる高い防水性を獲得。
キャンバスシリーズのデメリットがなくなった、頑強なAOクーラー。
サイズ展開 | 12・24パック |
カラー展開 | タン(正規品のカラーは1色のみ) |
カーボンシリーズ
外装に強度と耐摩耗性が高い1,000デニールのPVC素材を使用し、カーボンファイバー柄のコーティングを施したシリーズ。
UVカット性能やカビの予防を兼備した、性能の高いモデル。
優れた性能を求める方、特徴的な見た目に魅力を感じる方におすすめです。
サイズ展開 | 12パック |
カラー展開 | シルバー・ブラック |
トランククーラーシリーズ
クーラーボックスの上部に開閉しやすい蓋とラウンドジップを採用した、トランククーラーシリーズ。
縦型フォルムのトランククーラーは、2Lのペットボトルを縦に6本入れられるサイズ。
横型フォルムのワイドトランククーラーは、内容物がすべて見えて探しやすく取り出しやすいのが特徴。
ハードクーラーのように蓋を全て開けて使用したい人におすすめ。
サイズ展開 | 18パック |
カラー展開 | トランククーラー:ブラック・サンドトープ ワイドトランククーラー:サンドトープ |
ワックスドコットン
キャンバス生地の丈夫さに加え、撥水性も備えたワックスドキャンバスコットン生地を採用した2023年6月発売の新製品。
使えば使うほど手に馴染み、風合い・色合いが変化するエイジングも楽しめる素材のようですが、発売されたばかりなのでどのように変化するのか現時点では分かりません。
どのような変化をするか試してみたい人、撥水性能が欲しい人におすすめです。
サイズ展開 | 9パック |
カラー展開 | キャメル |
バックパック
機能性を追求したリュックのように背負えるクーラーバック。
フロントにはジッパー付きの大型ポケットとメッシュポケット、両サイドにもジッパー付きのポケットを装備し、高い収納性を実現。
保冷力の高いクーラーボックスを、両手を開けた状態で持ち運びたい人におすすめ。
サイズ展開 | 18パック |
カラー展開 | ブラック・チャコール・ブレイクアップ |
バック アンド ゴー
ラウンドジッパータイプでパッキングもしやすいボックス型。
350ml缶が6本入る、ソロキャンプやサブクーラーに適したサイズのクーラーボックス。
蓋の裏には保冷剤や小物の収納に便利なメッシュポケット付き。
余計な装飾を省いたコンパクトなデザインが特徴。
カラー展開 | カーキ |
ワイルドテックの『ミニクーラーバッグ』もおすすめ
バック アンド ゴーのようなシンプルでコンパクトなソフトクーラーが気になる方は、ワイルドテックの『ミニクーラーバッグ』もおすすめ。
ミニクーラーバッグは350ml缶が3本、ミニクーラーバッグPLUSは350ml缶が6本入るサイズです。
AOクーラーとほぼ同等の保冷力ながら、半額以下の購入しやすい金額が魅力のクーラーボックス。
AOクーラーと併用することで10時間アイスを保冷することもできました。
AOクーラー まとめ!
今回は保冷力の高いおすすめのソフトクーラーボックス『AOクーラー』のメリット・デメリットを紹介させていただきました。
商品ラインナップやカラーが豊富なので、それぞれの使用環境やキャンプサイトにあう商品がきっと見つかります。
軽くて持ち運びがしやすく保冷力の高いAOクーラー。
気になった方はぜひ一度使ってみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。