キャンプで定番のシングルバーナーといえばイワタニ『ジュニアコンパクトバーナー』
SOTOのST-310と並んで多くの人に使われている定番商品です。
定番として多くの人に使われるには理由があるということで、今回は実際に約3年使用したジュニアコンパクトバーナーを徹底レビュー。
合わせてジュニアコンパクトバーナーがさらに使いやすくなる、おすすめの商品も紹介していきます。
イワタニ『ジュニアコンパクトバーナー』の基本情報
商品名 | カセットガス ジュニアコンパクトバーナー |
型番 | CB-JCB |
本体サイズ (幅×奥行×高さ) |
使用サイズ:155×155×127mm 収納サイズ:82×68×109mm |
本体の重さ | 約274g |
火力 | 2.7kW (2,300kcal/h) |
連続燃焼時間 | [イワタニカセットガス使用時] 約120分 [イワタニカセットガスジュニア使用時] 約40分 (気温20~25℃のとき強火で連続使用したときの目安時間) |
付属品 | 専用ハードケース付 |
材質 | [本体] アルミニウム [バーナー・ごとく・脚・風防] ステンレス |
使用ガス | イワタニカセットガス イワタニカセットガスジュニア イワタニカセットガスパワーゴールド |
使用できる鍋の大きさ | 目安として18cm鍋(鍋底16cm以下)まで使用可能 |
生産国 | 日本 |
イワタニ『ジュニアコンパクトバーナー』(CB -JCB)取扱説明書
イワタニ『ジュニアコンパクトバーナー』のメリット
安心安全のイワタニ製品
シングルバーナーなどのガス器具選びで最も大切なことは、安心安全に使用できること。
火気を取り扱う製品は危険な事故の恐れがあり、最悪の場合は命にも関ります。
お財布に優しい中華製の格安ギアも、ガス製品に関してはおすすめできません。
岩谷産業は1930年創業のLPガスやカセットコンロを取り扱う、伝統ある日本企業。
ジュニアコンパクトバーナーは日本の安全規制の基準に適合した、安心して使用できる製品です。
燃料は入手しやすくお財布に優しいCB缶
シングルバーナーは大きく分けてOD缶(アウトドア)用とCB缶(カセットボンベ)用の2種類があります。
イワタニジュニアコンパクトバーナーの燃料は、コンビニやスーパーなどで手軽に買えてお財布にも優しいCB缶です。
OD缶とCB缶の違い
OD缶は寒さに強く冬のキャンプや登山でも、火力が安定するのが大きなメリット。
登山での使用や、寒冷地の冬キャンプに行かれる方にはOD缶をおすすめします。
その反面、値段が高くアウトドアショップやホームセンターなど限られたところでしか購入できないというデメリットがあります。
キャンプ場や周辺環境によっては、持っていくのを忘れたときに入手するのは困難です。
私のような忘れ物をしがちなキャンパーには向きません。
CB缶は価格が安く、コンビニやスーパーなどで手軽に手に入れることが可能。
寒さに弱いと言われてはいますが、春から秋のキャンプでは通常のCB缶で問題なく使用できますし、冬キャンプにも使える寒さに強いCB缶も販売されています。
私は冬キャンプでも、ジュニアコンパクトバーナーを使用しています。
ソロキャンプなど荷物を小さくしたいときは、イワタニカセットガスジュニアがおすすめです。
CB缶ならシングルバーナー以外にも使える
ジュニアコンパクトバーナーに使われているCB缶は自宅のカセットコンロにも使えるので、自宅兼キャンプ用として使い回しも可能。
ガストーチを装着することで、火起こしや料理にも使えます。
安価で入手しやすく、汎用性も高いCB缶を使用しているのはジュニアコンパクトバーナーの大きなメリット。
他メーカーに比べてコスパが高い価格設定
ジュニアコンパクトバーナーは大手メーカーの商品にも関わらず、他メーカーに比べてコスパの高い価格設定になっています。
点火装置が別売のオプションになっているバーナーも多いのですが、本製品は標準装備されているので追加購入の必要はありません。
着火ボタンは五徳の上にクッカーなどを乗せても押しやすい位置にありますよ。
公式販売価格は5,150円(税込)。アマゾンや楽天などでの実売価格は約4,000円。
SOTOのST310が約7.000円。2023年度の新製品として発売された、キャプテンスタッグのトレッカーカセットガスバーナーコンロが約6,000円と比べても、コスパの高さは圧倒的です。
燃料も価格が安いCB缶なので、ランニングコストも抑えられますよ。
軽量コンパクトで持ち運びしやすい
イワタニジュニアコンパクトバーナーの魅力はコスパの高さだけではありません。
軽量コンパクトで専用のハードケースに収納されていて、持ち運びもしやすくなっています。
収納ケースは少しだけ余裕のある作りになっているので、万が一の着火トラブルに備えてライターを入れておくと安心です。
3年使用して着火トラブルは1回もありませんが念のため。
着火トラブルに備えてなので電子式のライターではなく、昔ながらのフリント式のものがおすすめです。
1Lの水を約4分で沸騰させる火力の強さ
軽量コンパクトと聞くと火力が心配にもなりますが、1Lの水を約4分で沸騰させるほど火力も強いです。
風防も兼ねたゴトクの構造と、直上型の炎により風にも強くなっています。
以前SOTOのST-310と並べて使用したことがありますが、ST-310の火が消えてしまう風でもジュニアコンパクトバーナーは火が消えることなく使用することができました。
ゴトクには18cm鍋までのクッカーが乗せられ、ソロやデュオなら十分なサイズ。
グループキャンプでバーナーを一つ追加したいときにもおすすめですよ。
イワタニジュニアコンパクトバーナーのデメリット
乗せるものによっては安定しない
イワタニジュニアコンパクトバーナーは、五徳に乗せるモノによっては安定感にやや難あり。
五徳が広くクッカーやケトルなどは安定感があり、使いやすい構造をしています。
しかしメスティンやシェラカップなど細長いものや、小さいものは水平を保つのが難しいです。
使えないわけではありませんが、バランスが悪くおすすめはできません。
そんなデメリットも100円ショップの焼き網や、バーナーパットを使用することで簡単に解決することができます。
湯沸かしと高火力調理がメインで単純に乗せるだけなら、ダイソーの焼き網を使うのもありですね。
調理器具や食材によっては焦げ付きやすい
イワタニのジュニアコンパクトバーナーは炎を中心に集めることにより、風にも強い強力な火力が得られます。
湯沸かしや強い火力が必要な調理にはメリットになりますが、弱火で全体をゆっくり温めたい調理方法の場合はデメリットになります。
こちらもバーナーパッドを追加することで簡単に解決することができます。
バーナーパットの使用で炎を分散することは出来ても、商品の性能以上に火力を上げることは出来ないのでメリットの方が大きいと感じています。
イワタニジュニアコンパクトバーナーが使いやすくなるおすすめ商品
FUTURE FOXバーナーパット
イワタニジュニアコンパクトバーナーのデメリットは、FUTURE FOXのバーナーパットですべて解決できます。
バーナーパットには五徳にハマる4箇所の溝が切られていて、ズレることなく使用可能。
メッシュの網自体が加熱され遠赤外線を放出。
輻射熱で広範囲を加熱するため、焦げ付きを防ぎます。
ソロキャンプにおすすめ、ハイマウントのチタンドリップシェラカップを乗せてもしっかりと安定します。
FUTURE FOXのバーナーパットは、イワタニジュニアコンパクトバーナーを使用する全てのユーザーに自信を持っておすすめできる商品です。
遮熱版は必要か?
公式の見解ではイワタニジュニアコンパクトバーナーに遮熱版は必要ありません。
鍋底が16㎝以下、耐荷重5kg以下の取扱説明書に書かれた使用方法であれば、購入の必要はないでしょう。
私は缶を触っても高温になっていなかったので使用していませんが、使用時間や個人の判断で必要であれば追加しましょう。
イワタニジュニアコンパクトバーナーのまとめ!
今回はイワタニジュニアコンパクトバーナーを紹介させていただきました。
- 安心安全のイワタニ製品
- 燃料は手頃に入手できるCB缶
- コスパ抜群の価格設定
- 軽量コンパクトで風にも強い炎
定番になるのも納得のキャンプ初心者にも、ベテランキャンパーにもおすすめできる商品です。
気になっている方は、ぜひ一度使ってみてください。
2022年から燃料のCB缶の値上げも続いています。
今後も値上げの可能性があるのでガス缶のまとめ買いもおすすめです。
冬キャンプには寒さに強いCB缶。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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