2021年に発売され大人気のワークマンの防炎キャンパーモックが2022年リニューアル発売されました。
旧モデルは大人気でなかなか買うことが出来ませんでしたが、新モデルがさっそく近所の実店舗に並んでいるのを発見し即買い。
今回は『新旧モデルの違い』『性能と魅力』
実際に履いて感じた『良い点』『気になる点』を紹介していきます。
2023年発売の新型への変更点については【ワークマン2023年新型】防炎防寒キャンパーモック(FC342)変更点をレビューで紹介しています。
新旧モデルの違い
名前とデザインの変更(防炎の文字が消えた)性能は大丈夫?
旧モデルは『防炎キャンパーモック』
新モデルは『キャンパーモック』
モックシューズはアウトドアシーンで生まれた靴です。
ブーツのように温かいのに、スリッポンのように脱ぎ履きしやすく、軽くて歩きやすいのが特徴。 フカフカとした履き心地で、足元を包み込んでくれます。
防炎の文字が消えたのは、防炎性能がなくなったわけではなく、新モデルから追加された甲ベルト部分が防炎ではないからだと思われます。
生地に使用されている防炎加工素材や、防炎性能は旧モデルから変更はありません。
脱ぎ履きのしやすさを求めた結果、旧モデルは歩行中に少し脱げやすかったので、改善のためにベルトが追加されたのかな。
これにより脱ぎ履きのしやすさは維持したまま、旧モデルよりも歩きやすくなっています。
またアッパー表面のステッチが、横しまデザインからランダムなデザインに変更されています。
サイズの違い
2022年新モデルからSサイズ(23,5〜24.0㎝)が追加されました。
旧モデルで大きいサイズしかなく履けなかった方には嬉しいポイント。
私のキャンプ仲間もサイズがなく諦めていましたが、Sサイズが出たのを機に購入しました。
サイズ選びの注意点
(防炎)キャンパーモックは通常の靴よりもサイズ表記が小さめになっていると感じます。
- 普段の靴サイズ25.5〜26.0㎝の私→Mサイズで若干キツめ、Lサイズで緩い
- 普段の靴サイズ24.0〜24.5㎝のキャンプ仲間→Sサイズでぴったり
ちょうどいいサイズ感は足の形や好みによっても変わってくるので、実際に店舗での試し履きをおすすめします。
ワークマン製品は何といっても価格が安い!!
ワークマン製品は何といっても、価格が安いのが最大のメリット。
そんなワークマンのアウトドアブランドがFieldCore(フィールドコア)
ブランドコンセプト
プロの職人に認められたワークマンの作業着の品質と、機能を取り入れたアウトドア&カジュアルブランド。
高機能・高品質・カラフルなデザインを取り入れ、アウトドアブランドの定価の1/3を目指して開発されたコスパ抜群のブランド。
ここからは高機能・高品質の部分を見ていきましょう。
(防炎)キャンパーモックの性能
防炎・防寒性能
アッパーとソールの材質には、燃え広がりにくい防炎加工のFIREPROTECTION(ファイヤープロテクション)が施されています。
火の粉が飛んだとき、うっかり火のついた薪や炭を踏んでしまったときなど、焚き火のさまざまなシーンを想定していることが伺えます。
足先にNASAの宇宙服にも使用された断熱素材『エアロゲル』を使用しており、足先の冷えを緩和する作りになっています。
どこがエアロゲルなのか見た目上はわかりませんが。
インナーにはエコ素材の中綿が使用され、防炎性能と合わせて冬の焚き火シーンを想定して作られたことが伺えます。
撥水性能
急な雨でも対応可能な撥水加工がついています。
防水ではなく撥水なのであまり期待していませんでしたが、想像以上に水を弾いてくれました。
抗菌防臭加工
中敷きには、抗菌防臭加工「DEOPUT」インソールが使用されています。
クッション性も問題なし。
外観では気になる点も
高機能、高品質を目指してはいますが、外観では気になる点も。
コスパ抜群の商品なので、糸のほつれ、破損に繋がらなけば問題はありませんが。
実際に履いて確かめていきます。
【レビュー】実際に履いてみた!
カラーはブラックとダークブラウンの2種類ありますが、私はブラックを購入。
実際に外作業の仕事靴として、1ヶ月ほど履いてみました。
【使用環境】
- 1日約5000歩。
- しゃがんでの作業が多いので、つま先に力がかかる状況。
甲の部分にシワが入ったくらいで、その他の部分は問題なし。
気になる点であげた二箇所も破損はありませんでした。
履き心地
クッション性、グリップ力は良好。
ソウル部分も大きな摩耗はありませんでした。
歩きやすさ、脱ぎ履きのしやすさは問題のない水準。
脱ぎ履きを考えるとカカトが踏める作りであれば、なお良かったですが。
また、サイズが1センチ刻みのため、履く人によってはフィット感にやや難あり。
慣れてしまえばそこまで気にはならないですが、購入前の試し履きをおすすめします。
私の足のサイズは靴によって変わりますが概ね25.5㎝から26.0㎝。
キャンパーモックのサイズ目安はM(24.5㎝〜25.0㎝)L(25.5㎝〜26.0㎝)となっています。
表記的にはLサイズなのですが、分厚い靴下を履いても少し緩いくらいの大きさ。
Mサイズにすると通常の靴下で少しキツめです。
私は仕事用にMサイズ、冬キャンプでは分厚い靴下を履くのでLサイズを購入しました。
雨の日に履いてみた
実際に雨の日にも何回か履きましたが、特に沁みてくることはありませんでした。
経年劣化による変化はわかりませんが、キャンプでの急な雨にも対応してくれそうです。
1ヶ月後新品と同じように水をかけてみましたが、しっかりと弾いてくれました。
通気性はあまり良くない
当たり前の話ですが、防寒性を高めた靴なので通気性はあまり良くないです。
しかし抗菌防臭効果のある中敷きのおかげか、臭いはさほど気になりませんでした。
それでも15℃以上の環境ではかなり蒸れるので、夏キャンプにはおすすめ出来ません。
実際に焚き火で履いてみた
実際に焚き火で使用してみました。
結果から言うと何箇所か表面が溶けてしまいました。
焚き火と距離をとっていた友人の靴は無傷だったので、距離感の問題かもしれません。
あくまでも燃えづらい加工ではなく、燃え広がりにくい加工ではありますが、1回目でこの結果は少し残念な結果。
しかし穴が空くことはなく水をかけても染みてくることはないので、今後も使用出来そうです。
SUBUやノースフェイスなどの難燃素材では、同じ距離感で数回履いても平気だったので、比べると防炎性能は劣ると感じます。
それでも一般的なスニーカーよりは、穴が開きづらくなっています。
防寒性能
11月末、八ヶ岳にキャンプに行ってきました。
夜の気温3℃では、問題なく過ごせました。
体感的には0℃以上の気温であれば、防寒性能は問題なさそうです。
終わりに
ワークマンの(防炎)キャンパーモックは1,900円(税込)と低価格。
防寒、抗菌防臭、撥水性能は良好。
冬場はどうしても焚き火との距離感が近くなるので、表面の傷みを考えると春秋キャンプにおすすめの商品です。
冬キャンプでの使用は、焚き火との距離感をとれる人、表面の傷みを気にしない人に限定されるかなと思います。
キャンプシーンだけでなく、雨や雪の日のタウンシューズとしても使えそうなので是非一度試してみてはいかがでしょうか。
2023年発売の新型への変更点については【ワークマン2023年新型】防炎防寒キャンパーモック(FC342)変更点をレビューで紹介しています。
『(防炎)キャンパーモックの防炎性能が気になる方』『より快適な冬キャンプを過ごしたい方』には、こちらの二足がおすすめです。
脱ぎ履きのしやすさを重視する方はSUBUのサンダル『NANNEN』がおすすめ。
0℃以下の極寒の冬キャンプではこちらもおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
キャンプをクリックで応援頂けたら嬉しいです。