夏キャンプを快適に楽しむために必須なのが暑さ対策。
その中でも冷たい飲み物の確保や、食材を腐らせないために保冷はとても重要です。
この記事ではクーラーボックスの保冷力を長持ちさせる7つのポイントとおすすめの保冷剤3選を紹介します。
クーラーボックスは冷蔵庫とは違い、保冷剤を入れた瞬間が最も冷たくその後は温度上昇との戦い。
キンキンに冷えたビールやキャンプ飯を味わうためにも、しっかりと対策をして楽しい夏の思い出を作りましょう。
クーラーボックスの保冷力を長持ちさせるコツ
クーラーボックスはサイズ・性能ともに様々なものが発売されていますが、保冷力の持続時間は使い方によって大きく変わります。
使っているクーラーボックスの保冷力が物足りないと感じる方は、ぜひ一度試してみてください。
クーラーボックスは使う前に冷やしておく(予冷)
常温のクーラーボックスにそのまま保冷剤を入れると、クーラーボックス内の温度を下げるために保冷力を消耗してしまいます。
保冷力を長持ちさせるために重要なのが、クーラーボックスを前日の夜から冷やしておくこと。
冷やすために使う保冷剤はダイソーの保冷剤や、凍らせたペットボトルなどでも効果を発揮してくれます。
朝にはクーラーボックス内が程よく冷えているので、保冷剤を長持ちさせることができます。
持っていく飲み物や食材は冷やしておく
飲み物や食材は事前に冷やしておき、出発直前にクーラーボックスに入れるのがおすすめ。
キャンプ場到着後すぐに使う予定のない食材や飲み物は、凍らせて持っていくことで保冷剤の役割も担います。
夏のキャンプでは凍らせても大丈夫なものは、できるだけ凍らせて持っていきましょう。
適切なサイズのクーラーボックスを使う
クーラーボックスは一見すると大きいサイズを選べば良さそうですが、大は小を兼ねるとはいきません。
クーラーボックス内の隙間が大きいと、開閉時に冷たい空気が外に逃げてしまいます。
それと同時に暖かい空気が中に入ってしまうことで、保冷力を消耗する原因になります。
必要以上に大きなサイズは車への積載や持ち運びに苦労することも。
ソロやファミリーなど利用する人数に合わせてクーラーボックスを使い分けるなど、適切なサイズのクーラーボックスを使用することが大切です。
1泊2日のキャンプにおすすめのサイズ(目安)
キャンプ飯にどれだけ力を入れるかや、お酒を飲む量によっても変わってきますが1人10L +αが一つの目安になります。
利用人数 | サイズ |
1人 | 10〜20L |
2人 | 20〜30L |
4人 | 50L |
使わないときには場所を取らないソフトクーラーを一つ用意しておくと、あと少しだけ足したいときや、食材と飲み物を分けられたりと何かと便利です。
保冷剤は上部に置く
暖かい空気は上に、冷たい空気は下に流れる特性があります。
保冷剤を上部に置くことで、クーラーボックス全体を効率よく冷やすことができます。
クーラーボックスを熱から守る
クーラーボックスの保冷時間は、外気温や地熱の影響を受けます。
なるべく涼しい場所にクーラーボックスを置くのも、保冷剤を長持ちさせるために大事なポイント。
その中でも特に気をつけたいのが次の2点です。
クーラーボックスは地面から離す
夏場の地面は温度が高くなっていて、クーラーボックスを地面に直置きしてしまうと、保冷力を消耗してしまいます。
クーラーボックスはスタンドやラックなどの上に置くことで、地熱の影響を受けづらく保冷剤を長持ちさせることができますよ。
直射日光を避けてなるべく日陰に置く
キャンプサイトに日陰がある場合は、直射日光を避けてクーラーボックスを置くことで保冷力の消耗を防ぎます。
日陰がない場合はテントやタープを設営後に、熱のこもらない日陰に移動しましょう。
夏場の車内は温度上昇が激しいので、車内に放置するのは厳禁。
日陰がない場合はタオルやアルミシートをクーラーボックスの上に置くことで、温度上昇を和らげることもできますよ。
クーラーボックスの開け閉めの回数や時間を減らす
クーラーボックスの保冷力を1番奪うのは開閉時。
クーラーボックスの蓋を開けると、当然ですが冷気は外に逃げてしまいます。
開けている時間を短くするために、クーラーボックス内を整理しておくのがポイント。
夜食べるものは上に、翌朝食べるものは下になど、最初に整理して入れておくことで探す手間が減り冷気の逃げる時間を短くすることができます。
複数のクーラーボックスを併用する
クーラーボックスの冷気が逃げるのを防ぐために、クーラーボックスを併用するのもおすすめ。
氷や飲み物と食材は別のクーラーボックスを使う。
翌日に使うものは別のクーラーボックスに入れるなど、使用する順番や用途によって分けることで冷気の放出を防ぐことができます。
大きめのクーラーボックス内にソフトクーラーで小分けにして保存するのも効果的。
冷気を逃さずに効率良く保冷ができるので、通常よりも保冷時間を長くすることができます。
【検証】最高気温36℃の夏キャンプで10時間アイスを保冷することは出来るのか?
保冷力が持続するおすすめの保冷剤3選
上記のコツを実践しても保冷力が物足りない場合は、保冷剤が原因かもしれません。
保冷剤にも様々な種類があり、使う保冷剤によってクーラーボックスの保冷時間は大きく変わります。
ここでは保冷力が長時間持続する、おすすめの保冷剤を紹介します。
ロゴス 保冷剤 氷点下パック GT-16℃・ハード
表面温度-16℃を実現した『氷点下パックGT-16℃』
その中でも保冷時間が長時間持続するハードタイプがおすすめ。
一般的な保冷剤と比べて、約8倍の保冷能力を誇る保冷剤です。
デメリットは完全に凍結するまで冷凍庫で36~48時間と時間がかかること。
凍結までの時間が気になる方は、次に紹介する『倍速凍結・氷点下パック』がおすすめです。
ロゴス 保冷剤 氷点下パックGT-16℃・ハード600g
総重量:(約)600g
サイズ:(約)縦19.5×横13.7×厚さ2.8cm
ロゴス 保冷剤 氷点下パックGT-16℃・ハード900g
総重量:(約)900g
サイズ:(約)縦25.5×横16.4×厚さ2.5cm
ロゴス 保冷剤 氷点下パックGT-16℃・ハード1200g
総重量:(約)1.2kg
サイズ:(約)縦25.5×横19.5×厚さ3.5cm
ロゴス 保冷剤 氷点下パック 倍速氷結・氷点下パック
凍結時間が従来品の半分の約18~24時間になった、氷点下パックシリーズの倍速凍結タイプ。
表面温度はGTより少し高い(約-10℃)ですが、0℃以下の保冷持続時間は16%アップ。
ロゴス 保冷剤 氷点下パック 倍速氷結・氷点下パックM
総重量:(約)600g
サイズ:(約)縦19.6×横13.8×厚さ2.6cm
ロゴス 保冷剤 氷点下パック 倍速氷結・氷点下パックL
総重量:(約)900g
サイズ:(約)縦25.5×横16.4×厚さ2.5cm
ロゴス 保冷剤 氷点下パック 倍速氷結・氷点下パックXL
総重量:(約)1.2kg
サイズ:(約)縦25.5×横19.5×厚さ3.5cm
クーラーショック
氷点下パック倍速でも凍結までの時間が気になる方には、クーラーショックがおすすめ。
医療向けに開発された技術を応用し、-7.8℃を長時間持続するよう設計された保冷剤。
凍結時間が約8時間〜12時間と一般的な保冷剤と比べて短いのが特徴。
クーラーショックS
サイズ:(約)縦19×横16.5×厚さ2.5cm
注入水量:(約)355ml
予冷時間:(約)8時間
クーラーショックM
サイズ:(約)縦25.5×横25.5×厚さ2.5cm
注入水量:(約)830ml
予冷時間:(約)8時間
クーラーショックL
サイズ:(約)縦25.5×横35.5×厚さ3.8cm
注入水量:(約)1660ml
予冷時間:(約)8時間
まとめ
今回はクーラーボックスの保冷力を持続させるコツと、おすすめの保冷剤を紹介させていただきました。
同じクーラーボックスでも使用方法や保冷剤の種類で保冷時間は長くなるので、ぜひ試してみて下さい。
それでも保冷力が物足りない方は、クーラーボックスの寿命や保冷力不足が考えられます。
保冷力の高いクーラーボックスへの買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
熱中症や食中毒にはくれぐれもお気をつけて。
1泊2日のキャンプには保冷力が高く、持ち運びやすいソフトクーラーがおすすめです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。